赤外線サーモグラフィーでなぜ雨漏りが分かるの?

赤外線サーモグラフィーの特徴として温度が低いものは赤外線の放射率は低く温度が高いものは赤外線の放射率が高くなる傾向を使い、色分けし見える化することが特徴です。

それを雨漏りに応用すると、壁裏に付着した水分は、周りの空気や部材に触れて蒸発しようとする力が発生します。これを気化熱といいます。

壁に付着した水分はこの気化熱で付着している壁の熱を奪いその部位の温度を下げる力が働きます。

もう一つは水自体の熱容量が関係しています。水は空気に比べ熱しにくく冷めにくい性質があります。これにより付着している水分は周りの空気層や断熱材より熱容量が多くあり、比較的低温で検出されることがあります。

これらの現象を使い雨漏れ診断を進めていくのが赤外線雨漏り診断の特徴です。

赤外線サーモグラフィーでの雨漏り診断は、雨漏りを起こしてから長くても3ヶ月以内に実施する必要があります。降雨や台風なので壁内に侵入した雨水は、壁裏や柱など部材を伝い水分が滞留します。

その滞留箇所をサーモグラフィーの温度感知能力を使い、色分けし見える化することで、漏水箇所と滞留箇所が明確になり、それらの箇所を侵入側と漏水側に分けることで侵入経路が推測されます。

外部で滞留箇所が見つかり、その付近または上部を目視により精密調査することで侵入要因箇所が発見しやすくなります。